海外ツーリスト見守りサービス
多目的見守り基盤で実現する、海外旅行者向け安全管理ソリューション。

2019.05.30
専用ウェアラブル端末と位置情報を活用した、海外旅行者向け安全管理ソリューション「海外ツーリスト見守りサービス」(以下、見守りサービス)*1の実証実験を進めています。
近年、海外ではテロや凶悪な犯罪の発生などの不安要素が増加しており、国内、海外を問わず旅行中のリスクマネジメントの必要性が高まっています。
見守りサービスから旅行者ご本人、添乗員、旅行会社、ツアーオペレーター*2に必要な情報を提供することで、添乗員の負担を軽減すると同時に24時間体制でのリスクマネジメントを実現し、旅行者だけでなく旅行に関わる全ての人の利便性を高めることを目的としています。
*1 特許出願中:特願2017-096183、特願2017-096184、特願2017-114715
*2 旅行者の安全を遠隔地から確認・サポートするオペレーター
●堅牢で長時間の使用が可能な専用ウェアラブル端末と、多目的見守り基盤を無線通信回線で接続し、旅行者の位置情報を基に24時間体制で安全を見守ることができるサービスです。
●見守りサービスを介し、添乗員、旅行会社・ツアーオペレーターが旅行者の安全に関わる情報を随時確認することができ、旅行者には携帯する専用ウェアラブル端末に音・振動・光・文字にて必要な情報をお知らせいたします。
●これらのサービスと同時に、タイムリーな情報配信などにより、旅行に関わる全ての人に新しい旅行体験やビジネスシーンを提供することも可能です。
旅行者が携帯するウェアラブル端末が、音・振動・光・文字にてお知らせを行います。
見守りサービスを利用することで、添乗員の負担を軽減するこができます。
見守りサービスを利用することで、現地以外でも旅行者にタイムリーなサービスを提供できます。
【緊急コール】
●旅行者が携帯するウェアラブル端末の緊急ボタンを長押しすることで、ALERT通知が旅行会社と添乗員に通知されます。旅行会社と添乗員の2ヵ所に通知することで、深夜や移動中など添乗員の受信ロスを防止します。
●旅行会社もしくは添乗員は、あらかじめ登録されている旅行者の携帯電話に連絡することで、状況の確認と対処内容を決定します。対処状況は、旅行者との電話内容(自動録音)を含めて見守りサービスに登録され、旅行会社と添乗員でシームレスな情報共有ができます。
●支援要員の派遣が必要な場合は、旅行会社が現地駐在員の選定と派遣をサポートします。
【盗難・紛失防止】
●旅行者が携帯する見守りサービス用のウェアラブル端末と“盗難・紛失防止用子機”がセットとなります。
●ウェアラブル端末から“盗難・紛失防止用子機”が一定の距離以上離れた場合、ウェアラブル端末が異常を旅行者にお知らせします。
●パスポートについては、専用の“盗難・紛失防止用子機付パスポートケース”をご提供してお守りします。
【ツアー管理】
●旅行者が携帯するウェアラブル端末の情報を活用した、豊富なツアー管理機能を旅行会社と添乗員に提供します。
●ツアー管理機能により、旅行者の情報をデジタル化して見守りサービスが代行します。これにより、添乗員様の負担が大幅に軽減され、よりきめ細いサービスを旅行者に提供することが可能となります。
●ツアー管理機能は、旅行者の集合チェック、ツアースケジュールや進捗の状況などを添乗員に報告します。
【お客さま情報通知】
●旅行者向けに留意しなければならない情報を、生活イベントや時刻といったタイミングでタイムリーに通知します。
●きめ細やかなジャパンプレミアムの“お節介サービス”を旅行者に提供することで、同業他社との異なる特色を出すことができます。
●旅行者情報は、添乗員からも更新することができます。ツアー中に判明した新たな事項も、漏れなく引き継ぎます。
【添乗員の救急派遣】
●旅行者の位置情報から、最も効率的に添乗員を派遣することができます。
●「登録型現地添乗員機能」を併用することで、更にスピーディに添乗員を旅行者の元に派遣することができます。
【遠隔サポート】
●見守りサービスでは、旅行会社と添乗員で同じ情報を共有できるため、遠隔地からのサポートが可能です。
●遠隔地からのサポートを実現することで、旅行者に24時間体制の見守りサービスを実現します。
●旅行者の対応を旅行会社(ツアーオペレータ―)と分担できるため、添乗員の負荷を大幅に軽減することができます。
●遠隔サポートにより、個人ツアーについても24時間体制の見守りサービスを提供することができます。
【ビッグデータ分析】
●見守りサービスを利用された旅行者について、ご契約期間中の移動データを24時間体制で全て蓄積します。
●年齢別、性別、ご旅行後アンケートなどと照らし合わせて行動を分析することで、隠れたニーズや嗜好、ツアー自体の問題点(ツアー速度、食事時間、トイレの回数)などを抽出する事ができます。
●ビッグデータを解析することで、旅行者観点から新たなサービスの創出を科学的に行います。
【登録型現地駐在員機能】
●各地に居住する現地の人間を添乗員として事前登録することで、添乗員を確保するサービスです。
●現地添乗員を必要に応じてアサインできるため、人件費の大幅なコストダウンを図ることができます。
●各地に居住する方をアサインするため、個人ツアーや短時間のツアーなどにも有効に活用でき、サービスの向上が図れます。
「海外ツーリスト見守りサービス」は、旅行者が携帯するウェアラブル端末を国内向けにすることで、国内でも同等なサービスを提供することができます。
●海外から日本に来られる団体ツアーに
●シルバー層の国内ツアーに
●小学校の修学旅行や校外活動に
●単独の海外ツーリストに
(オペレーターや見守りシステムが添乗員を簡易代行)
あらゆる旅行で有効に活用することができます。
【基本情報設定】
●ウェアラブル端末の登録
●旅行者情報の登録
●添乗員情報の登録
●ウェアラブル端末と旅行者、添乗員のリンク
●旅行者と添乗員のリンク
【ALERT通知設定】
●ウェアラブル端末のALERT通知条件を登録
●旅行者のALERT通知条件を登録
●添乗員のALERT通知条件を登録
【位置情報通信】
●ウェアラブル端末からの位置情報受信
●位置情報と旅行者のリンク付け
●旅行者への送信依頼をウェアラブル端末宛てに変換して送信
【位置情報蓄積】
●旅行者毎の位置情報エリアに位置情報を蓄積
【ALERT判定】
●位置情報毎に旅行者のALERT通知条件を判定
●位置情報毎にウェアラブル端末のALERT通知条件を判定
●ALERT通知条件を検出時、旅行者や添乗員にALERTを通知
【ツアー管理】
●ベース端末の位置情報とリンクしている旅行者の位置情報を比較し、旅行者毎に離距離を算出
●離距離の閾値を越えた旅行者の情報をベース端末に通知
●ベース端末の要求により、指定の旅行者の位置情報を通知
●ベース端末の位置情報とリンクしている旅行者の位置情報を比較し、全ての旅行者の離距離が所定の閾値内となった場合、ベース端末に通知
●現在の地点情報と時間をスケジュールと比較し、閾値以上の遅延が発生している場合、遅れ通知を行う
●スケジュールの遅延に応じて、リスケジューリング情報を通知
【旅行者情報通知】
●旅行者の情報とウェアラブル端末からの位置情報や時間情報を比較し、旅行者情報通知条件を判定
●旅行者情報通知条件を検出時、添乗員に情報を通知
【添乗員の応援派遣】
●旅行者の所に最も早く急行できる現地添乗員の検索を行う
●検索された現地添乗員に連絡を行い、派遣者選択を自動で行う
【登録型現地駐在員機能】
●現地添乗員の個人情報の登録とアサイン候補者の検索を行う
【ビッグデータ分析】
●指定された検索条件に従い、蓄積された情報データの検索・分類を行う
【旅行者情報表示】
●旅行者の情報表示(個人/一覧)
●ALEART通知状態のお客様表示
●緊急対応お客様表示(レベル別)
【位置情報表示】
●ツアー参加者全員の位置情報表示(地図上)
●ツアー参加者個人の位置情報表示(地図上)
●ツアー参加者個人の移動情報表示(地図上)
【ALERT表示】
●ALERT通知受信ポップアップ
●ALERT通知の一覧表示
●ALERTが通知されたお客様の一覧表示
●ALERT通知の対応状況表示
【旅行者情報設定】
●旅行者に関する追加情報を設定
【ツアーオペレーター協調】
●ツアーオペレーターとのリアルタイム通信
●ツアーオペレーターへの代行管理開始/終了の通知
【ツアー管理】
●集合管理サービス(ツアー参加者の集合状況を表示)
●スケジュール表示サービス(スケジュールを表示/更新する)
●スケジュール管理サービス(スケジュールの遅延情報や解決案を表示。開始前や解散前の旅行者連絡事項等の表示)
【旅行者情報通知】
●ツアーおよび旅行者個人に連絡すべきメッセージを表示する。
【添乗員の応援派遣】
●旅行者の所に最も早く急行できる現地添乗員のアサイン。
●アサインされた現地添乗員の連絡先を表示し、連絡手段を提供する。
【添乗員向け情報登録】
●ツアーおよび旅行者個人単位に各種情報の入力や更新を行う。
【旅行者対応履歴】
●ツアーおよびお客様単位の対応履歴を表示する。
●ツアーおよびお客様単位の対応履歴を入力する。
【紛失・盗難防止】
●盗難・紛失防止サービスが働いた場合、作動した旅行者の情報を表示。