AI OCRソリューション(AI OCR深層学習)

AI OCRは、収集した大量の文字データから文字の特徴をディープラーニングし、より精度の高い認識を可能とするソリューションです。今まで困難とされていたアンケート用紙の手書き文字や住所欄なども高精度で読み取ることができます。

AI OCRソリューション(AI OCR深層学習)
Technology

2020.03.31

新しい認識技術:AI OCR

AI OCRとは、手書きの書類や帳票を読み取り、データ化する「OCR」にAI技術を活用する新たなOCR処理です。
AI OCRは、AI(人工知能)の研究開発が加速する中、特に深層学習(Deep Learning)の成果を活用して文字認識精度やレイアウト解析(認識範囲の特定)精度の向上を図り、汎用性を高めることで活用範囲が拡大しています。
また、RPAとの親和性も高く、OCRで紙書類/帳票を自動的に読み取り、認識結果をRPAで活用(業務システムへのデータ入力など)することで、様々な分野での業務改善を実現できます。

 

深層学習(Deep Learning)とは

「深層学習(Deep Learning)とは、人間の脳の擬似的シミュレーションの集積となります。
人間の脳は、約40億個の神経細胞のかたまり、40億個の超並列の化学反応のかたまりですが、一つの神経細胞を見ると比較的簡単な構造といえ、コンピュータの浮動小数点の積和演算で、擬似的にシミュレーションンが可能です。このシミュレーションを多数の細胞体で行うのが「深層学習(Deep Learning)」となります。

深層学習(Deep Learning)とは

AI OCRで精度が向上

AI OCRを利用することで、手書き文字の認識精度が向上します。癖字、達筆、個性的な文字も高精度に認識することが可能となります。
また、従来、精度向上が難しいとされた「文字や行の接触」「かすれ文字」などの認識精度が劇的に改善し、地紋領域に書かれた文字(文字の背景に地紋や情景画像があるケース)、罫線にかかる文字、取り消し線なども高精度に認識できるように進化しました。

 

AI OCRで精度が向上

契約書や図面などのフリーフォーマット文書の対応も可能

AI OCRが得意とするドキュメント画像理解により、今までのOCRで実現困難とされていた書類(文書/帳票)も高精度で認識できます。
従来のOCRでは、あらかじめレイアウトが決まっている「定型帳票」の運用がほとんどでしたが、AI OCRでは、注文書や領収書のような企業/店舗や種類ごとにレイアウトが異なる「準定型帳票」にも対応し、加えて、契約書や図面などのフリーフォーマットで作成された文書にも対応が可能となっています。

 

契約書や図面などのフリーフォーマット文書の対応も可能

関連情報

■ メディアドライブ技術解説  「AI OCR」
https://mediadrive.jp/technology/aiocr.html

 

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