窓口支払い業務の刷新。
理事長様の利便性向上と
書類持ち出しによる
書類紛失リスクの
撤廃を目指す。
Project Detail
支払承認サービス「NJK 承認 8」は、管理組合の理事長様や管理会社様がパソコンやスマートフォンを利用して簡単に支払承認を行い、管理組合の口座から振込を行えるサービスです。「NJK 承認 8」の活用による窓口支払い業務の刷新。担当者の利便性の向上と書類持ち出しによる書類紛失リスクの撤廃を目指します。

Chapter 01導入前に感じていた課題

どのように書類、
窓口での支払いを減らせるか
マンション管理組合の保管口座からの支払業務については、金融機関の窓口に払戻請求書を持ち込んで支払いを行います。窓口支払については、管理組合の理事長様から払戻請求書に銀行印を押印いただく必要がありますが、書類であるため、紛失リスク等があります。また、必ず窓口に行く必要がありますが、最近は金融機関の窓口業務も縮小傾向にあります。このような状況の中、どのように書類、窓口支払いを減少させることができるかという点がお客様の課題でした。
Chapter 02導入後の効果

NJK承認8の利用が
主流になれば
業務効率化が進む
本格サービス開始して1年が経過し、今後お客様の管理物件の導入実績に応じ、業務効率化の効果が期待できます。導入いただいたお客様から現状頂いている声としては、担当者がWeb上でどこからでも支払データを承認できることによる、払戻請求書への押印負担軽減、そして、書類紛失リスクの軽減、窓口支払いの減少に伴う業務効率化が挙げられます。その他、銀行印の相違・不鮮明等に伴う払戻請求書の再取得といった事例もなくなります。
また、NJK承認8を利用することにより、振込手数料はEB(※)手数料が適用になることから、管理組合様が負担する手数料コストを抑制することが可能です。窓口支払いの振込手数料は増額改定される傾向にありますが、EB振込手数料は減額改定している金融機関もあり、NJK承認8を利用するメリットが高まります。
ご利用いただいている管理組合様は徐々に増加しています。今後、NJK承認8の利用が主流になれば、各種の負担軽減、業務効率化が進んでいくものと考えられます。
※ インターネットバンキングやファームバンキングの総称で、企業と銀行を電話回線やインターネットで接続し、 振込や取引口座の照会を行うサービスです。
Chapter 03今後に向けて

より安心・安全に
利用いただけるように
製品強化として2025年2月にリリースした、承認者変更時におけるWeb上での手続き(eKYCによる本人確認)機能に伴い、登録がよりスムーズになったというお声をいただく一方、実際に提案を進めていく中で、承認者を複数登録したいというニーズもあり、機能追加の検討を行っています。
また、支払データの未承認が毎月一定数あり、承認依頼メールが不審メールと判断されないように、タイトル・文面を工夫するなど、お客様を十分に考慮した上での改善が必要であるなどの、運用面の課題もあります。
サービスリリース後の運用面のフェーズにおいては、作り手からは気づけない部分も多々あります。実際に利用いただいたお客様の声を基にコンサルタント的な役割を担いつつ、クライアントの先のお客様に、より安心・安全に、より快適にご利用いただけるサービス運用を継続していきます。
Column
今回の新サービス開発にあたっては、他事業部との連携を図り、OneNJKとして新たな運用サービス開発に取り組めたことが大きなポイントでした。
私たちオリジナルソリューション事業部では経験の少ない金融機関様との連携システムとなるため、金融機関様向けシステム開発経験が豊富なシステム開発分野の協力のもと、要件定義を実施しました。また、NJKオリジナル製品である手書き/活字帳票OCRソフトウェア「FormOCR」を組み合わせ、既存製品FMS-マンション管理シリーズとのシステム連携機能も追加しました。
発注から支払までの業務フローを提示し、マンション管理会社様の業務効率化を図る新たなワンストップサービスを提供開始することが出来ました。

新入社員の声

複数の事業部が連携して、自社オリジナルの新サービスを形にした点にワクワクしました。
チームの力で課題を乗り越え、価値ある仕組みを生み出す姿勢に惹かれました!


